Laskeypictures’s blog

写真/カメラ/レンズ/ポートレート

ポートレート 道具選び レンズ

f:id:Laskeypictures:20200405225147j:image

model LUNAちゃん 

Nikkor 85mm f/1.4D

 

モデルさんとのコミュニケーションが

取れたら半分は撮れたようなもの。

ここからはモデルさんと力を合わせて

よりいい写真にして行こう。って感じですね。

 

フルサイズ換算で話しを進めて行きますが、

自論として、気になるのは先ずレンズ。

光の入り口だし、解像感とかに大きく関わって

来ます。細かく言えば、デジカメの場合は

センサーとのバランスもあるけど、やはり

レンズ。

それぞれ特徴というか、テイストがあり

ますから、コレばかりは好みのモノを探すしか

ありません。

ネットの作例には使用レンズが記載されている

のもありますから、参考にするといいと思い

ます。

一般的な話しとして、使うレンズはやはり 

f/1.4、2.8と言った明るい単焦点がオススメ。

ズームでも70mm-200mm f/2.8のようなものは

良いけど、24-105mm f/4とかはやはり歪みが

気になります。

単焦点の明るいレンズはメーカーも力を入れて

開発している事もあり、値段も高いけど、どの

レンズも比較的、歪みが少なく中でも85、

105、135mmと言う中望遠が定番なのは特にこ

の歪みが少ないから。

そして、背景のボケがコントロールしやすい

ので、被写体と背景を上手く分けて被写体を

目立たせる事が出来ます。

被写体と背景の距離を工夫することで望遠レン

ズ特有の圧縮効果を上手く使う訳です。

ただし、中望遠は歪みも無い分、顔の凹凸も

フラットになりやすいので、ライティングで

陰影を付けて平面の写真の中にあたかも立体

的に感じさせる像を作る。と言うのが基本。

絞りによるボケの使い方などはコレが正解。

と言うものは無く、あくまでも自分がどう

撮りたいか?を具現化しやすい道具かどうか?

と言うのを基準にした方がいいと思います。

そんなところを押さえながら、気に入った

レンズを楽しみましょう。

ただ、いろんな写真を見るウチにこんなのを

撮りたい!って思って、同じレンズを買って

みる。なんかは良くある話しです。

f:id:Laskeypictures:20200405233627j:image

model LUNAちゃん 

Helios 85mm f/1.5

例えば、この写真。ロシアのカメラマンが

撮った写真を見て、使いたくなりました。

旧ソ連Heliosという有名なレンズをNikon

撮りましたが、シャープとは言え無い解像なん

だけど、寒色系の発色と背景が少しグルグル系

で特有の写りがします。上手く使えばもっと哀

愁漂うファンタジックな写真にもなるはずで、

そんな風合い目指すのも楽しいです。

f:id:Laskeypictures:20200405234616j:image

model  LUNAちゃん

Nikkor 105mm f/1.4

一方、Nikonの比較的新しい105mmです。

解像も良いけど、色乗りと背景のボケ方が

凄く気に入っています。ただ、このレンズは

開放近くの口径食、つまり玉ボケはレモンボケ

で綺麗とは言いがたいので、使い方に工夫は

必要かな。

f:id:Laskeypictures:20200405235302j:image

model LUNAちゃん 

DC Nikkor 135mm f/2.0

モデルさんはしっかり、背景はなんとなく

分かる程度にぼかして、少し立体的な感じを

狙ったカット。逆光でLUNAちゃんのサラサラ

ヘアを光らせたかったのね。

逆光で顔は影になるから、日中シンクロで

正面の明るさを補っています。

が、この135mmはなんなんでしょうね。

未だに論理的な説明は出来ないのですが、

見た感じの肌が無加工でも綺麗な艶を自分は

感じるので、個人的に凄く好みです。(笑)

f:id:Laskeypictures:20200406010339j:image

model LUNAちゃん 

Nikkor 58mm f/1.4G

距離の取れないスタジオなんかでも開放F値

明るいレンズだと前ボケ、背景ぼかして画面

を整理しやすいです。歪みが大きいと顔を

画面隅に寄せると顔の歪みも目立って来ます

から、注意したいところ。

f:id:Laskeypictures:20200406004808j:image

model LUNAちゃん

Nikkor 55mm f/1.2

コレはマニュアルフォーカスのf/1.2と言う

古いレンズですが、距離の取れない場所で

広めに撮りたくて使ってみた。

開放だとボケ過ぎるから、結局はf2.0で撮り

ましたが、それでもボケは十分。解像も良く

言えばソフトでハイキー感とか出やすい。

明るいレンズはやはり、多少暗い室内とか

狭い場所でも手持ち撮影の時に絞りの選択巾

が広くなる。と言うのはかなりの強みですね。

そして、描写の違いも、レンズを言い当てる

事は出来無いまでも、違いが表現に反映させ

易い。と言う事は言えるだろうと思います。

 

ま、例えば。と言うことで、いくつか拙作

を貼りましたけど、こんな感じで、自分の

撮りたい。に合った、お気に入りを見つけると

尚、楽しくなると思います。

もちろん、どんな写りがするのかなあ?と

知らないレンズを使う楽しみ。ってのも

また違う楽しみ方でいいと思いますが、

今日はとりあえず、自分が撮りたい。って

ところにポイント置いて書いてみました。

😉