一般撮影と作品撮影
せっかく撮影した写真。
撮って、自分で見て自己満足と言うのも
一つの楽しみ方かとは思うけど、自分は
自分の表現として世の中に出したい派
なので、サイズを縮小してはいますけど、
WEBには常時UPしています。
で、たまに個展なんかでしっかりプリント
して大きなサイズで展示して見て頂くのが
良いです。^_^
昨今はモニターやスマホで見る事が圧倒的
に多いのでしょうけど、やはり紙に焼いて
アナログ的に見ることでデジタルで撮影した
写真にも作者の気持ちがこもろうと言うとこ
ろでは無いでしょうか?
自分の中の仕切りとして、一般撮影と作品撮影
があります。
一般撮影は所謂、良くあるポートレート。
作品撮影は自分のイメージに思い切り傾けた
撮影。
気合いの入り方は同じなんですが、仕上がり
はかなり異なります。
コロナは無視出来ないけど、これからのシーズ
ンは浴衣や海や夜景絡みのポートレートが撮り
易くなりますね。
で、例えば浴衣撮影。
model Azちゃん
一般的には屋外になるでしょうけど、浴衣
撮影なんかは、自分のイメージに合わせ、
雰囲気あるロケーションを選ぶのが、先ず
大事。
浴衣女子ってだけでも絵になりますが、ロケ
ーションを考えたイメージある写真は趣きが
ぐっと迫って来ます。
そして野外でもライティングは重要。
メインの光源は太陽になりますが、影に
なる部分をフィルインライトとしてオフスト
ロボやレフ板で補います。
自分は大抵1人で撮影してるから、レフ板は使
い難いので、ストロボに小型のディヒューザー
を付けた物をリモコンで使っています。嵩張ら
ないので使い勝手は良いですね。
前髪、目の下、鼻の影、唇の下やアゴの下と
言った影が出やすい場所の影を薄める。
若しくは頬の三角ハイライトが上手く出る
アングルを探すなど。がコツ。
この1灯追加だけで、コントロールの幅は
相当違いますが、機材を持ち込んでの撮影の
時はロケーションの撮影許可取得をお忘れ無
く。
model LUNAちゃん
それと暑くなりますから、モデルさんの為に、
適宜休憩に水分補給。でも、カメラマン的には
スナップチャンスなので、休んでられないんで
すけど。😅
あとは、そうね。着崩れなんかは常にモデル
さんに意識しておいて貰う。とか、襟や裾の
乱れなんかはシャッター切る前にチェックして
声をかけてあげる。日除けを兼ねて小道具にも
なる日傘なんかもオシャレなのを用意しておく
とバリエーションは増えます。
日傘に和傘を使えば尚雰囲気はUPですね。
model Sarinaちゃん
この時は有り合わせの和傘になってしまったの
だけど、和傘は赤、白、紫なんかが定番です
が、浴衣の色に合わせて使うと良いです。
買うと意外に高いので、大事に使ってます。
普通に撮る。でもこのくらいの用意をすれば
アガリはちょっとレベルアップしてるハズ。
って言うのが自分の一般撮影。
作品撮影になると、浴衣でも結局、耽美的ポー
トレートに行き着きます。
一般的な綺麗、可愛いがウケるんだろうけど
自分の本来はコッチのイメージ。
ただ、場所、金、時間が野外撮影よりかかる
し、ライティングとか詰めてると、サッとは
撮れないので、一般的な撮影とバランス良く
やるしか無いんですね。
日常的にはWEBを見られるケースが多いから
一般的な写真も入れておく必要はあると思う
んだけど、作品の方が雰囲気的に落差がかなり
あるので、WEBを眺めると纏まり無い感じに
もなってるのは悩み。
作品は作品だけでUP出来るようになるといいな
と思っています。