Laskeypictures’s blog

写真/カメラ/レンズ/ポートレート

レンジファインダーカメラ用ファインダー

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もう、半世紀前のNikon S2と言うレンジファイ

ンダー式のフィルムカメラ

今のカメラはレンズを通して見た画像がその

まま写し込まれる訳だけど、こうしたカメラは

目で覗く窓、ファインダーに写るものとレンズ

が捉える像はイコールでは無い。

ファインダーは便宜的にレンズにはこう写る

ハズ。と計算された窓なんである。

Nikon S2の窓は50mm のレンズを装着した時に

捉えるであろう画角になっているから、35mm

レンズを装着すると、実際に撮れる画角の方

が広く、ファインダーでは確認出来ないことに

なる。

そんな時に、写真にある様な別付けの窓を

カメラに付けて35mmだったら、このくらいの

広さが撮れるんだな。と確認する訳だ。

なんで、今更別付けファインダーか?

たまたま、S2の35mmレンズが手に入ったから

なんだけど、手に入れた後で、「あ、ファイン

ダーが無いや」となった。無くても撮れるん

だけど、有れば便利。

それで、ネットを調べるとNikon純正はなか

なか無いし、あってもわざわざ買うには高価

過ぎる。

それで、ハタ。と思い出した。

父もレンジファインダーのライカを使っていて

父のカメラバッグに得体の知れないパーツが

いろいろ入っていたことを。

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父が使っていたカメラバッグ。存在は覚えて

いたが、父が亡くなってから暫く所在不明で

あったが、少し前に押し入れの奥から発掘

した。

今では、骨董にもならない革製だ。

これを肩からかけて山岳写真なんかを撮って

いたらしい。

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開けると、フィルターやら、やはり革ケースに

入ったライカ用、交換レンズ、露出計、そして

やはりあった。外付けファインダー。しかも

Canon製とNikon純正の2つも。

お宝を発見した気分だ。父よ、ありがとう😊

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左、Nikon製、右、Canon

しかも、両方ともズームで35mmから135mm

までに対応している。当時は135mmでもかなり

の望遠レンズだった。

自分がネィチャー撮影で300mmとか500mm

単焦点レンズを使ってる。と、大砲みたいな

レンズを見せた時の父のビックリした顔が思い

出される。

さて、見つけたはいいが、状態はまあまあ。

レンズに曇りやカビらしき物が見える。

さて、どうするか?

しかし、ここで見つけたのも何かの縁。父が

このファインダーを通して見た光景を見てみた

くなった。

イカ使いの父がライカ純正では無く、なんで

CanonNikonなのか?

カメラバッグを覗き込みながら、推理探偵よろ

しく、生前の父の撮影姿やカメラ話しを思い

返してみる。

自分が写真をやり出したのが遅かったから、父

の話しをいい加減に聞いていたことは悔やまれ

るが、一生懸命思い出してみた。

イカのレンズは35mmと50mm があったが

他にNikonの35mm、Canonの100mmがあった。

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父のライカⅢf とSummicronとSummaron

 

父は生前、ライカのSummicronを褒めていて、

当時、相当高価だったこのレンズをやっとの

想いで買ったようだった。

厳格で頑固を絵に描いたような父だったが、

Summicronの話しをする時はとても嬉しそう

で、普段とのギャップに「なんだ?コイツ」と

子供心に思ったもんである。

で、実はこのズミクロン、家族旅行で自分が

写真を撮った後、割れてしまった。

ちょっと脱線するが、当然、父は私が落とした

と思ったらしい。しかし、自分は父が大切に

してるカメラとレンズを何も言わずに使わせて

くれているから、尚更大事に扱っていて、落と

したり、ぶつけた記憶は無い。それが証拠に

カメラの底蓋やレンズの鏡胴には傷ひとつ無

い。しかし、レンズはメチャメチャと言う

くらい酷い割れ方をしていて、言い争いに

なった。父は割ったことを怒っているのでは

無く、私が嘘をついている。と思い、それに

腹を立てていた訳なんだが、本当に心当たりは

無いものの、自分が使った後に割れていたのは

事実で、それは謝るしかなかった。

その後、ライカも不調になり、デジタル一眼レ

フを父にプレゼントしたので、父がライカを使

うことは無くなったが、ライカもズミクロンも

父の存命中に必ず復活させてやろうと思ってい

た。

父は高くつくからやめておけ。と反対したが

イカ専門の職人さんに完全オーバーホール

をしてもらい、次いでに中古のズミクロンも

探してもらって、完全復活したのはレンズを

割ってから20年後だった。

父の亡くなる3年前になんとか間に合い、戻っ

て来たライカとズミクロンを前に、なんだ

かんだ嬉しそうに、スローシャッターが直って

る!セルフタイマーもちゃんと動く!シャッタ

ー幕も新品か?と弄りながら、故障箇所をちゃ

っかり覚えていた。

 

「お前、また使うのか?」と、

 

「使っていいなら使いたいけど」

 

「そしたら、フィルムの入れ方知ってるか?普

 通のカメラと同じじゃ無いんだで。教えて

 やらないかんか。」

 

と、凄く得意そう。

 

フィルムの入れ方、知ってはいたけど、嬉々と

してのフィルムの先端をハサミで切りながらの

フィルム装填のウンチクを黙って聞いておい

た。

そんなだから、このパーツもぞんざいには出来

ない。

きっと最初はズミクロンが買えず、Nikon

35mmを使い、山で使うのにやはり、手の

届くCanonの100mmを買ったんだと思う。

そして、この別付けファインダーも最初は

Nikon用に買い、後から100mmを買う時に

Canon用を買ったんだと思う。

なぜ、Nikonをそのまま使わなかったのか?

は、多分、ファインダーの仕組みが後から

買ったCanonの方が使い易かったのでは無い

かな?

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Nikon製はファインダー首根っこ部分に小さな

距離調整ダイヤルがあるが、小さくて使い難い。

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一方、Canon製はご覧の通り撮影レンズの

ような仕様で使い易い。ただし、大きい。

双方パララックス修正のため、距離計でファイ

ンダーの角度が微妙に変化する。

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35mm

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50mm 

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100mm

 

と言う事で、長くなったが、コレはなんとか使

わなくてはならん。と思い、自分で分解清掃す

ることにした。

まず、良く観察した上で、分解する毎に写真を

撮って、組み直す時の参考にする。

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レンズほど難しいハズは無いが、光学機器に

変わり無いのと、パーツが小さいので、細心の

注意をしながら。

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やはり、内部のレンズとプリズムにカビ、汚れ

があった。プリズムは張り合わせ部分の一部

にも傷みがあり、コレは手におえそうに無い。

しかし、実用上は問題にならないことが分かっ

たので、触らないでおいた。

不慣れ故、夕飯後にやり出したはいいが、組み

直し終わったのは深夜2時過ぎ。

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それでもどうよ!Nikon製も復活。

外観に腐食なんかはあるけど、キチンと使える

レベルまでは復活させることが出来ました。

いやー、父に見せたかったねー。

で、コイツにね、近年の世の中を覗かせてみよ

うかな?と使うのが今から楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般撮影と作品撮影

せっかく撮影した写真。

撮って、自分で見て自己満足と言うのも

一つの楽しみ方かとは思うけど、自分は

自分の表現として世の中に出したい派

なので、サイズを縮小してはいますけど、

WEBには常時UPしています。

 

で、たまに個展なんかでしっかりプリント

して大きなサイズで展示して見て頂くのが

良いです。^_^

昨今はモニターやスマホで見る事が圧倒的

に多いのでしょうけど、やはり紙に焼いて

アナログ的に見ることでデジタルで撮影した

写真にも作者の気持ちがこもろうと言うとこ

ろでは無いでしょうか?

 

自分の中の仕切りとして、一般撮影と作品撮影

があります。

一般撮影は所謂、良くあるポートレート

作品撮影は自分のイメージに思い切り傾けた

撮影。

気合いの入り方は同じなんですが、仕上がり

はかなり異なります。

 

コロナは無視出来ないけど、これからのシーズ

ンは浴衣や海や夜景絡みのポートレートが撮り

易くなりますね。

で、例えば浴衣撮影。

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model Azちゃん

 

一般的には屋外になるでしょうけど、浴衣

撮影なんかは、自分のイメージに合わせ、

雰囲気あるロケーションを選ぶのが、先ず

大事。

浴衣女子ってだけでも絵になりますが、ロケ

ーションを考えたイメージある写真は趣きが

ぐっと迫って来ます。

 

そして野外でもライティングは重要。

メインの光源は太陽になりますが、影に

なる部分をフィルインライトとしてオフスト

ロボやレフ板で補います。

自分は大抵1人で撮影してるから、レフ板は使

い難いので、ストロボに小型のディヒューザー

を付けた物をリモコンで使っています。嵩張ら

ないので使い勝手は良いですね。

前髪、目の下、鼻の影、唇の下やアゴの下と

言った影が出やすい場所の影を薄める。

若しくは頬の三角ハイライトが上手く出る

アングルを探すなど。がコツ。

この1灯追加だけで、コントロールの幅は

相当違いますが、機材を持ち込んでの撮影の

時はロケーションの撮影許可取得をお忘れ無

く。

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model LUNAちゃん

 

それと暑くなりますから、モデルさんの為に、

適宜休憩に水分補給。でも、カメラマン的には

スナップチャンスなので、休んでられないんで

すけど。😅

あとは、そうね。着崩れなんかは常にモデル

さんに意識しておいて貰う。とか、襟や裾の

乱れなんかはシャッター切る前にチェックして

声をかけてあげる。日除けを兼ねて小道具にも

なる日傘なんかもオシャレなのを用意しておく

とバリエーションは増えます。

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日傘に和傘を使えば尚雰囲気はUPですね。

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model Sarinaちゃん

 

この時は有り合わせの和傘になってしまったの

だけど、和傘は赤、白、紫なんかが定番です

が、浴衣の色に合わせて使うと良いです。

買うと意外に高いので、大事に使ってます。

普通に撮る。でもこのくらいの用意をすれば

ガリはちょっとレベルアップしてるハズ。

って言うのが自分の一般撮影。

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作品撮影になると、浴衣でも結局、耽美的ポー

トレートに行き着きます。

一般的な綺麗、可愛いがウケるんだろうけど

自分の本来はコッチのイメージ。

ただ、場所、金、時間が野外撮影よりかかる

し、ライティングとか詰めてると、サッとは

撮れないので、一般的な撮影とバランス良く

やるしか無いんですね。

日常的にはWEBを見られるケースが多いから

一般的な写真も入れておく必要はあると思う

んだけど、作品の方が雰囲気的に落差がかなり

あるので、WEBを眺めると纏まり無い感じに

もなってるのは悩み。

作品は作品だけでUP出来るようになるといいな

と思っています。

News 日本カメラ6月号発売

皆さん、コロナ対応お疲れ様です。

自分は運動不足がかなり深刻、体操くらい

では済まないので、カメラ散歩をすること

にしました。

 

ところで、日本カメラにはライフワークの

耽美的ポートレートを発表しましたが、

作品に満足して出した訳ではありません。

常に新しい空気を求めているので、これで

完成。は無くひたすら新たな表現を追求

したいです。

芸術?ってえてして終わりが無いですね。

 

そうは言っても、フォトショップなどに

頼ってしまうと、いわゆるクリエータ

やレタッチャーに敵う訳も無いので、元画の

完成度を高める、レンズの個性を使う。と

言うのがやはり大事かな。と。

コレに加えて若い女性のポートレートは今、

溢れているので、普通よりちょっと良く撮る。

くらいでは埋もれてしまうからなかなか厄介。

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Model Ariちゃん

 

埋もれさせたくは無いけど、ウケ狙いで

自分のイメージを曲げることも出来ない。

イメージに合う、イメージ体現してくれる

モデルさんも簡単には見つからない。

なので、コレは!と言うモデルさんは大事。

作品撮りが簡単ではない所以です。

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Model LUNAちゃん

 

そんなこんなではありますが、今回、モデル

はLUNAちゃんに絞って出しました。

長い取り組みの中で良く表現を分かってくれ

てんじゃ無いかなぁ?と思うんでね。

もちろん、他のモデルさんもそれぞれ個性が

あって素晴らしいです。

ですが、モデルさんの品評会みたいにはしたく

なかったから、先ずは1人決め打ちでやりまし

た。日本カメラ、本日発売です。是非お手に取

ってご覧下さい。

News❗️ 月刊 日本カメラ 6月号❣️

2020年5月20日発売の月刊 日本カメラ

6月号口絵に数ページ登場させて頂きます。🎊

 

普通に明るく、綺麗で、可愛い。なんて

ポートレートも撮影していますが、ライフ

ワークとして撮影しているのは、一言で

言えば、耽美的ポートレートです。

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Model LUNAちゃん

撮影協力 Studio Lumier'k

 

もともと、中世ヨーロッパ絵画やそれ以前の

教会絵画が持つ独特の少し重く、陰鬱だけど

トーン豊かな表現が好物です。

そんな背景があり、絵は描けないけど、自分

の創造する世界を写真で表現したい。と思い

作品作りを始めました。

およそ、20数年前にかの秋山庄太郎先生に

畑違いの自分の水中写真を褒めて頂いたのが

きっかけで、先生から「いつかヒトを撮り

たくなるよ。撮りなさいよ。」と言われた

ことがありましたが、正にその通りになって

います。

 

作品のモデルは圧倒的にLUNAちゃんが多い。

本来、歌手ですけど、表現力を磨けるし。

と言う事でタレント、モデルもやっています。

つい、先日はシングル「恋人気分」を夢の

iTunes、LINE Musicなどで全世界同時リリース

を果たしたばかり。

 

ところで、いろんなモデルさんを撮っています

が、耽美的と言っても自分のイメージにピンと

来ないとなかなか進まない。

衣装、ポージングなども含め、ちょっと

妖艶な感じもある訳ですが、あくまでも

美しさの追求。単なる色気が前に出て漂うと

雰囲気が違うものになってしまいます。

耽美。ですから俗っぽさも超えた女性の

発する魅力。って事でニュアンスが難しい。

そんな部分を理解しようと、チャレンジ、

表現してくれるので必然的に長く作品撮影に

関わって貰う事となりました。

やっとこれがスタートってくらいでしょうか。

コチラのイメージの説明下手な部分を余計な

ことは言わないけど、的確な意見と創造力を

もって臨んでくれるのが作品の質を高める

上で大変助かっています。

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最近では、こうした世界観を見て、手を上げ

てくれた新しいモデルさんも居て助かります。

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Model Sarinaちゃん

撮影協力 Studio Dali

 

偶然、LUNAちゃんとSarinaちゃんは歳が

同じで、撮影を通してお友達になったみたい

で、そんな縁もあったようです。

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Model Sarinaちゃん&LUNAちゃん

 

ちょっと得意の脱線しますが、2人を同時に

撮影する。ってなかなか難しい。

1つはピントの置き方。絞って被写界深度

中に納めたらいいのですが、背景や前ボケを

作り難くなるので、位置と距離関係が1人の

時と変わって来ます。

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2つ目はライティング。2人とも違う方を向く

とか、目立たせたい光条とのバランスを保つ

のに補助光をどう入れるか。とか。

現場で調整しないと分からないことも多く、

これはこれで悩ましくも楽しい。

 

何はともあれ、自分の作品を世に出す場と

して全国版の老舗写真雑誌に機会を頂いた

ことに感謝の念はたえない訳ですが、今まで

一緒にやって来たモデルさんの努力にも少し

は報いることが出来たかな?と内心ちょっと

安堵。

世に出ない写真ばかり撮られていてもモチ

ベーションが上がらないでしょうし。

自分が撮るモデルさんはお人形では無くて、

イチ表現者だと思っているので、自分の作品

を通して、その表現に陽が当たるのは非常に

嬉しい訳です。

 

このコロナ禍で書店も開いていなかったり

行きにくい状況ですが、AmazonやYahoo

始めだいたいのネット通販でも「日本カメラ」

手に入りますから、是非、誌面にある写真を

ご覧頂けたら嬉しく思います。

 

一般的ポートレート、耽美的作品含め

インスタグラム、Twitterにもハンドルネームの

Laskeypicturesで公開していますので、併せて

よろしくお願いします🥺

今Dokiポートレート オススメレンズ

コロナ、少し落ち着いて来たみたい

ですが、韓国のぶり返しを見るとまだ

まだ油断は禁物ですね。

さて、ポートレートのレンズで自分的に

出番が多いのは、室内なら58mm.野外なら

105mmです。

Nikonでシステムを組んでいるので、58mm

はf/1.4G。

105mmはDC Nikkor 105mm f/2 と f/1.4E ED

、昔のf/2.5 と言うマニュアルフォーカスレンズ

も一応持っています。

 

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Model LUNAちゃん 58mmで撮影

 

ところで、モデルをしてくれてるLUNA ちゃん

もともと歌手志望な訳ですが、この5月9日に

待望のシングルをリリースしました。

iTunes、LINEミュージックからLUNA 「恋人

気分」で検索するとヒットしますから、是非

聴いてみてください。

ジャケ写は僕が撮りましたよ。😉

僕の作品の中では比較的暗く、妖艶な感じを

演じて貰っていますが、コレは僕のイメージ

を彼女なりに表現してくれているから。で

22歳にしたらシッカリ者だけど、素顔は

やはり20歳前半の女の子。です。僕の写真だけ

見てイメージが先行してもいけないかな?

と、敢えて書き添えます。

 

本題に戻りましょう。😅

58mmは最短撮影距離も58cmで、ポートレート

に限って言えば寄りも引きにも使えて万能な

画角です。

例えば50mm だと割と背景が広く写るので

背景を整理する為にボケを使おう。なんて

事を良くやります。自分の50mm はf/1.2の

マニュアルフォーカスレンズで、AFは古い

f/1.4しかありません。

f/1.4の開放撮影だと特徴の無い一般的な写り

なので、自分はわざわざMFのf/1.2をF1.4とか

F2にして撮影します。

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50mm F2で撮影

 

同じ50mm でも大口径レンズの方が中心部が

解像して来るけど、周辺の収差が残って独特

なボケを演出出来ます。

だけど、MFなので、テザー撮影しないとガチ

ピンになり難いと言う難点があります。

58mm f/1.4Gはその点、AFで使い易いだけで

無く、3次元的ハイファイの1号レンズだけ

あって、単に8mm焦点距離が伸びて、背景

整理がしやすいだけで無く、ピント面から

なだらかなボケが、顔の立体感を出すのに

一役かってくれます。開放だとピンが薄い

ので、少し緩い写りに感じますが、F2. 2.2

くらいでまつ毛から頬くらいまでを被写界

深度に入れる事で、なだらかな顔の奥行きと

綺麗な背景ボケとシャープなピント面を両立

させる事が出来ます。

他メーカーのレンズではこうした描写は

なかなか無いなぁ。と思っています。

さて、105mmです。

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105mm f/1.4E EDで撮影

Nikonの105mmにはDCと言うシリーズと、

やはり3次元ハイファイシリーズの2つが

あります。

105mmでこんな選択肢があるのはNikonくら

い。

1.4EDの最短撮影距離は1m。野外なら何ら

気になるモノではありません。

105mmのいいところは135mmほど顔が平坦

にならないのと、85mmよりは圧縮効果が

効いてボケによる効果が分かり易いところ。

ただ、このレンズは開放撮影だと、日中の

木漏れ日なんかが玉ボケにならずレモンボケに

なってしまうので、背景を選ぶかF5.6くらい

まで絞らないと解決しません。

しかしながら、58mm同様にF2.2くらいを

使った時のピント面の解像とボケのバランス

は目を見張るモノが有るので、背景を選ぶなど

すれば気になりません。

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Model みつみつちゃん

それと、前ボケがまたいい感じに使えるのも

105mmの特徴。

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手前のピンクは背景に写ってる花と同じ花の

花びらです。

そしてDC Nikkor

フィルム時代の設計ですが、AFだし、デジタル

でも十分使えます。

このレンズにしか無い機能はDC Dimension

 Control機能です。

開放のF2でも特徴ある艶っぽい写りが光る

レンズですが、DCを使うことで、後ボケ、前

ボケのコントロールが好みで出来ます。

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Model Azちゃん DCで後ボケ強め。

 

夜のイルミ撮影なんかだと単にボケだけでは

無くてイルミの光点に輪郭を出したりも出来て

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Model Azちゃん

特徴ある表現が出来ます。

今日はちょっとお気に入り?オススメレンズの

紹介をしてみました。😉

今Dokiポートレート 〜レタッチ〜

レタッチ。とか言いながら具体的な

事はあまり書けないのは我流のレタッチ

だから。なんですけど、ソフトの正しい

使い方かどうかはともかく、もうちょっと

だけ簡単なやり方を書いておこうかな?と。

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Model Ange 元画

 

ちょっと肌の赤が強い

顔の目の周りが暗い

顔の立体感が今イチ

背景の壁が切れてる

全体の雰囲気はもっとクラシックな感じに

したい。

 

と言う感じで修整したい箇所を洗い出しました。

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顔のアップ。左が元画で右がレタッチ後。

元画の頬の濃い影も薄く、目の周り、

特に眼窩の暗い部分を修整。下処理として

肌荒れなどは少ない箇所ならスポット処理や

コピペで修整。

白目、黒目、虹彩も必要に応じて調整。

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脚のアップ

顔の色に合わせて赤を抑える様に修整。

膝のくすみも目立たない程度に色を薄める。

背景の切れている部分はトリミングする手も

ありますが、構図的に詰めたくなかったので

コピペで補完。コピペの繋ぎが分からないよう

にやるのがコツ。

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最後に全体の色調をクラシックな感じにする

為に彩度をやや下げて、黄色を弱める。

そんな極端な差が出てないかもですが、この

程度しかいじらないので、そこはすみません。

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元画            レタッチ

 

いい悪い。より、結局、自分の好み😅

やはり、自分は撮るに集中したが良いかも。

コリャ、参考にならんわ。🙇‍♂️

今Dokiポートレート 〜お家時間のレタッチ〜

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Model Ange

オリジナル

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レタッチ後

 

新規の作品撮りを自粛してることもあって、

少し前に撮影したデータの中から未現像の

写真を現像、レタッチしてみました。

デジのポートレート、レタッチ込みで作品

ですから、レタッチを全く知らない訳には

いかないですよねー。

基データでも普通に使えはするんだけど、

自分のイメージにし難かったので、お蔵入り。

改めて見直して、イメージ湧けばこんな風に

色味を多少変えてみる。でもイメージ変わる

なぁ。と。

まぁ、レタッチした方が必ずしも良くは見え

ないかもです。特に自分のレタッチって、

写真を良く見せると言うよりは、全体的に

自分のイメージを補う作業だから、本来は

ビフォー、アフターを出してもあまり意味が

無い気もするけど、在宅でいろいろ研究は

出来るから、その一環で載せてみます。

いろいろ試してみるけど、もともとモデル

さんが持つ、素の良さを生かすのが好みなの

で、撮影時にそれなりに詰めて撮ってるから

極端な差は無いかも。

因みにココで言う、素。とはスッピンでは無く

メイクは入っていいのですが、誰だか分からな

くなるレベルのメイクや変身はしない。って

ことです。その上で、衣装とロケーションの相

乗効果で、より自分の収めたいシーンに近づけ

る感じ。

原則はライティングの効果をさりげなく、見や

すくなるようにレタッチしています。

具体的にはメインの光源による影の程度で顔

の立体感を得ることと、周辺の光線状態による

明暗とボケによる背景からの浮き出方をどう整

えるか。です。

上の写真は背景になる階段までの距離が変え

られないので、顔はシャープだけど背景ボケを

考えたレンズチョイスもしています。

解像もレンズのテイストのウチなので、少し

絞りはしても仕上げでシャープネスを効かす

事はあまりしていません。

因みにコレはNikonの85mm 1.4D。Gタイプが

そのうち欲しい。

あ、でも、あるレンズの発色を期待したいけ

ど解像がなぁ。なんて時はいじってるかも。

上手く言えないけど、元はともかく、コレ

入れたらなんでも美味しくなります。ただし

同じ味になるけどね。は好みではないです。

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元画

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レタッチ後

Nikkor 58mm f/1.4G

 

そもそもレタッチの技術がレタッチャー並みに

ある訳では無いから、元画がいい加減だと、難

しい。

だけど、レタッチをいろいろ試すウチに、今度

はこんな時間の光でとか、ライティングはこ

う。とか、色の組み合わせはこうとか、元画を

考えるヒントになったのもいい勉強でした。

 

因みに自分が使うソフトは、Raw現像は

市川ラボのシルキーピクス。

色の再現性が良く、操作が初心者でも分かり

易いのがいいけど、ノイズ処理などのアクシ

ョンが遅いのが欠点。

7割はコレ一つで済ませていますが、沢山の

データをやる、もっと細かく詰めたり、ちょっ

と遊びで合成する時には、Lightroomとフォト

ショップの組み合わせがやはり最強ですね。