今Dokiポートレート ヨーロッパ
ご無沙汰してしまいました。
先日は久しぶりにオーストリアと
ハンガリーに行って帰って来ました。日本
より5度は涼しいと言うか、もう肌寒い感じ。
縁あって、30年くらい前から何度か訪問
しています。
最初に行った頃は共産圏から民主化された
ばかりだったので、建物には共産党の赤い
星が外された跡がそこココに見られ、デパ
ートらしき所へ行っても現品限りでモノは
バント。トラバントは紙だかベニヤ板に樹脂
塗って作ってあって、笑い話に駐車してたら
ヤギにボンネットをかじられた。なんて話し
も。時間はなんとなくゆったりした感じ、ブタ
ブタペストの真ん中を流れるドナウ川の流れ
のよう。
モデルのLucaちゃんはまだ高校生。
彫が深い外人さんはオトナっぽく見えるので、
このくらいの年代の見かけって割と馴染み
易いかな。と。
ところで、背景に見えるのがドナウ川とチェー
ンブリッジ。
戦禍で焼けた街は昔ながらに再建されていて、
往時の東欧の姿を見ることができます。
しかし、今回、西化がココまで来たか?と
思ったのは、車は圧倒的にドイツ車が増え
たまに日本の車も走っていました。
かつて無料で見れた寺院や史跡が有料に
なってたり。😳
タダでさんざん行ってた身からすると大した
金額じゃないけど、払うのが癪😅
日本人はもともと1500人くらいしか住んで
なかったのが減って800人くらいしか居ない
らしい。代わりに増えてるのが中国人。
アジア系観光客のほとんどが中国人。日本の
一眼レフ下げてSNS用?に撮りっこして
るけど、ホテルでバッチリ撮影用?の衣装と
メイクを準備して来たのが良く分かる。
そしてポーズのつもりなのか? 大袈裟なポージングは昭和初期を彷彿とさせる上、何故か
パンツ丸出し。みたいなのが多いのは側で
視界に入ると頂けなかった💦
昔の日本人もチビで、眼鏡で首からカメラぶら下げて、何でもバチバチ撮る姿。ってのは
海外から見た日本人のパロディで、悪い方の
旅の恥はかき捨てを小馬鹿にしていた訳。
でも似て非なる物を感じました。
ところで、Lucaちゃん。モデルは初めて。
ってんでホテルで前打ち合わせ。
英語と日本語を勉強中とかで、話しが通じ
易くて助かりました。
日本語はナント、アニメを活用してるみたい
だけど、アニメでこんなに理解出来る。って
凄い。
それに比べたら、日本の英語教育は明らかに
失敗。中学、高校でやっても話せるようには
ならない。
そもそも、先生も話せなかったりするが
まだカリキュラムが大して変わって無いのは
何故?
外人見たら逃げる人もいまだに多い。
戦後、英語圏の国が日本人が再び西欧に挑もう!なんて思わせないためのプログラムか?
外人=苦手な外国語と言う構図が埋め込まれているかのよう。
現地はマジャール語と言うローカルな言語
なので、以前は苦労したんだけど、今は
英語を話す人が増えたとは言え、片言レベル
が多い。もちろん流暢な人も普通に居る。
とにかく、事前のコミュニケーションが出来る、出来ないでは大違い。
頼まれて撮る事もあれば、自分の作品の
為にモデルになって貰う事もあるけど、
いずれにせよ、最初の鑑賞者であるモデルさん
が喜ばない、反応鈍い写真ってのは1番
シンドイ、所謂失敗ってヤツだろうから。💦
たまーに、そう言う完全ビジネスライクな人
って居るけど、同じフィールドで作業してる
とは言え、年齢差あり過ぎの世界だから、
接し方が実は難しい。
同じ時間使って作品作りに協業するなら、
厳しさも有るが、楽しい方が良いよね。
と撮影や写真を楽しめる場の提供も撮影を
スムーズに運んで、いい結果出せる秘訣かな
とも思う。
今回はLucaちゃんもお母さんも皆んな大喜び。
次はいつ撮れる⁉️ って感じ。😉
こう言う反応はモチベーション上がるね。
プライベートの作品作りの時って、当たり前
だけど、全て自費。
スタジオ、衣装代他、ロケーションの撮影許可
取得など費用と作業。どうしても限りがある。
皆、同じとは思うが、その中で最大パフォーマンスにチャレンジしているから、モデルを生業にして無い人で共感してくれる人と共作になる。
自分の作品とかだから、初々しく、アカ抜けて無くてもいい。だけど、長く撮ってると、人間が光って来る様な美しい原石みたいな人にお願いしてる。
実際、光って来るのも、変化に立ち会う事も
楽しい。
逆に堕ちてしまう事も。これは見ていてとても悲しい。
たった1枚の写真だけど、見えない背景って
かなり濃いんだよね。
全部を1枚で語るなんてかなり難しいけど、
観続けられる様な写真に行き着きたい。と
涼しい顔してもがくしか無いんだな。