Laskeypictures’s blog

写真/カメラ/レンズ/ポートレート

I ❤️ ホルン

皆さま、暑中お見舞い申し上げます。

長雨の後のこの暑さ、流石にバテます。

さて、趣味で学生時代から楽器を吹いて

います。

今日は写真を離れて、この優雅な楽器の

お話しです。

なんでか?と言うと、久しぶりに大ホール

でのコンサートに出るから、モチベUPを

兼ねてです。😁

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楽器はフレンチホルンです。今は時間が

なかなか取れず、撮影の合間に都合が合えば、

オーケストラでリハビリ兼ねて吹かせて貰う

程度。ですが、いまだに日本ホルン協会会員(笑)

何人かのプロの先生に教えを受けたりし

ながら、演奏の傍ら、楽器やマウスピースの

研究もマニアックにかなりやってました。

それが高じて、一生会う事は叶わないだろう

と思っていた世界的なプレイヤーの方々と

の交流もありました。

ペーターダム先生

ハンスピッカ先生

ラデクバボラク先生

アレッシオアレグリーニ先生

海外オケホルンセクションの皆様などなど。

みんな超一流。コチラただのアマチュア^^;

今でも来日されればコンサートへ足を運んで

、お酒飲みに行ったりもあるかな。

因みにこのホルン。ギネスブック金管楽器

の中で演奏が最も難しい。とされています。

管が長いので、自然倍音と言って、隣合わせ

の出る音が沢山ある事から、本来出したい音と

違う音が出るリスクが高い。また、出だしが

プルッと震え易いと言う有り難く無い特徴が

あります。

そして、楽器の中で唯一、音が後ろに出ます。

こんなまか不思議な形になったのには諸説

ありますが、今日は割愛。

ですが、後ろに音が出る、所謂間接音、

カメラで言えば、ストロボバウンスなので

実にまろやかで美しい音がします。

かの大作曲家のシューマンに「ホルンは

オーケストラの心」と言わしめた所以かと。

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プルッと音を外すそのリスクは一流のプロ

だろうが、アマチュアだろうが同じ。

もちろん、練習量と練度が違うし、楽器も

進歩しているので、一昔前に比べたら、

格段に外さなくなった気はしますけど、

根本的には音が外れ易い理屈をはらんだ

楽器なんです。

 

そしてこの厄介な楽器をメゲずにこよなく

愛してるのも同じ。そう言うキャラの人が

多いせいか、プロと言えどもツンと澄まして

いる人は少なくて、敬意を持って接してみる

と意外にもユニークでフレンドリーな人が

多いのです。

彼らから聞く生きた音楽感や、テクニック、

隠れたエピソードなんかのホルン談義は

実に楽しいものです。

中でも美しい音色に関する話しなんかは

定番。

それぞれの人に固有の声色があるように、

楽器から出る音色も声と同じく、その人の

音色になってくるのですが、自分の声色に

更に色を付けてくれるのが、イメージと

楽器の個性です。

マウスピース、楽器の素材、マウスパイプ、

ベルの太さ、ラッカーなどの有る無し。

このあたりが音色には影響度大で、管の巻き

方は息の入り方や操作に関わって来ます。

 

ところで、自分のメインの楽器はイギリス

のパックスマン製のフルトリプル、名工

ロバート氏が作った時代の75Lで、当時

自分が使っていたパックスマンと先生の

楽器を交換した。と言うちょっと変わった

経緯で今も使っています。

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ベルが外れ無いワンピースなので持ち運び

がちょっと面倒なのと、重い楽器ですが、

実に良く鳴るし、太く明るく柔らかな音が

します。

コレ一本でオールマイティと言えばオール

マイティ。

パックスマンに落ち着くまでは、ヤマハ

、ホルトン、クルスペ、アレキサンダー

なんかを吹いていましたが、一番しっくり

来たので、コレに落ち着いています。

パックスマンの他には写真のメーニ

ヒフルダブルがあります。

😅

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旧東ドイツのメーカーで、手作り故に

なかなかバランスいい個体が無いの

ですが、手前ミソを承知で言うと、自分

のは音程良し、抜け良し、鳴りムラも

無い。

珍しく吹き易いメーニヒ(笑)

イエローブラスに銀メッキ。この組み

合わせは、ニッケルシルバーと違って

渋くなり過ぎない暖かい音がします。

メーニヒ吹くなら、黄色に銀。と決めて

いたので、とても愛い奴です😁

パックスマンもこのメーニヒもダイナ

ミクスが広いのは良い。

どの奏者も自分の楽器が一番良い!と

思っておくのは幸せの条件でしょうね。

本番ではパックスマンを使いますけど、

自分レベルだと気分の問題。

気分盛り上げて、本番楽しめたらと

思います😊