自然光ポートレート
先日、ラスト向日葵を撮りに行きました。
前日、コンサートと打ち上げで盛り上がって
帰宅して、ストロボを充電器にセットした
までは良かったんだけど、出かける時に
見事に忘れた😅
やはり、前日までに準備万端にしとかないと
ですよ。
ですが、ここでガッカリしてはいけません。
来てくれてるモデルさんに察知されたら、
失礼にもなります。
自然光を生かしたポートレートを撮れば
良いだけの話し。基本のナチュラルポート
レートに立ち戻っての撮影です。モチロン
レフ板もありません。なーんもナシ。😅
だけど、ちゃんと撮れます。
70-200 f2.8。
カメラはともかく、レンズは明るい方が
融通が利きます。
こういう時のコツはやはり、光を良く
観察することから始まります。
快晴で雲一つない時は葉陰など、少し
でも光が柔らかくなってる場所を探すし、
雲が有れば、太陽が雲に隠れて柔らかく
なったタイミングを狙います。
前髪の影、睫毛やまぶたの影、鼻の影
首の下に出来る影。目立つのはこのあたり。
ストロボが無いからキャッチライトは
入らないけど、代わりに角膜に写る、空や
雲、近くの花など、目に映り込むものを
代用すれば、目も生きてきます。
全体的な環境を見てから、レンズを
通してどれだけ観察するか。
顔の向き、黒目の方向、帽子のつばや
手の影。こんなものを一瞬で見てポージング
を指示して撮ります。
わかってるモデルさんはポージングの意図
するところを理解しているので、コッチから
貰った光をコッチから撮るよ。と言うと
影が出ない様に手や肘の位置に気を配って
くれます。単にウネウネカッコ付けてる
訳じゃないんです。
だから、ポートレートはモデルさんとの
協業であり、意思疏通が大事。
もっと言えば、写真が二次元。ってわかって
るモデルさんは実際にはあり得ない位置に
身体のパーツをもって来て、カメラマンの
意図する表現に協力してくれます。
例えば、片目だけピントが欲しいとか、両目
を被写界深度に入れたいとかで、顔を真正面
から半分奥にズラしたり。
あとは光の当たり方。ライティングの基本に
レンブラントライト。と言うパターンが
ありますが、片方の頰に逆三角形のハイ
ライトが出来るパターンです。
出来るだけそれに近いアングルを探します。
上の写真は太陽が画面右上から当たって
いますから、向かって左の頬のハイライト
と更に左の影の境目当たりをカメラで
スポット測光して露出を決めています。
あとは背景との距離でどんだけ絞って
どのくらいボカすのか?
f2.8だとかなりボケてしまうでしょう。
でf4で撮って、見てる人に、あー、向日葵か。
と分かるくらいにしています。
今回撮りたかったのは、あとコレ。
向日葵の花に囲まれてるような写真。
200mm側を使うことで、背景とLUNAちゃん
の距離を見た目、ぐっと詰めています。
望遠はもともと被写界深度は浅いので
f5.6でも奥に行くに従ってボケてくれます。
こんな感じで気をつけたら、きっといいのが
撮れると思います。
今度、東京都美術館にLUNAちゃんを
撮った写真が飾れそうです。
4年もLUNAちゃんを撮ってますから、
一つのカタチとして残せるのは嬉しい限り。
ポージングはお互いかなり研究したもの
です。
🤗
また、宣伝するので足が向いたら是非
観て頂けたらと思います。